令和6年6月19日（水曜日）、26日（水曜日）の両日、山口県立宇部高等学校において、宇部市との連携のもと、SDGsセミナーが開催されました。昨年に続き、今年で４回目となります。

参加されたのは、当校探究科１年生７０名の皆さん。このセミナーは、生徒さんが宇部市の行政課題の解決にチャレンジすることで、課題意識を持ち、探究活動への意欲や自らの進路への意識を高めることを目的としています。

生徒さんが取り組まれた課題のテーマについては、「第五次宇部市総合計画」の中から、「性の多様性」、「宇部方式」、「中心市街地のまちづくり」、「災害時の避難方法」の４つが設定されました。

１日目は、藤崎副市長からの基調講演の後、生徒さんたちはグループに分かれて、それぞれ４つのテーマについて、市の職員から現状・課題等について説明を受けた後、課題の整理・掘り下げとその対策について意見を交わし、活発なグループワークが繰り広げられました。

市の職員もグループに入り、生徒さんからの質問に答えアドバイス等を送るなかで、ファシリテーターからは、課題に取り組む姿勢として「自分ごととして考えること」が示されました。

２日目は、自分たちで考え、解決策を探究した結果の発表です。まずは、生徒さん全員がグループ内で発表し話し合い、代表者を決め全体発表を迎えました。

発表グループは全部で１３グループ。どれも、現状をしっかりと分析し将来を見据えた解決策ばかりで、職員では気づかない指摘や意見をダイレクトに聞くことできました。

ＳＤＧｓの基本姿勢である「自分ごととして取り組む」ことを基本に、生徒さんと課題を共有し宇部市の未来のあるべき姿を描くことができたことで、宇部市にとっても貴重な時間となりました。

宇部高等学校探求科の皆さん、ありがとうございました。これからも「共創」を基本に、「持続可能なまちづくり」に一緒に取り組んでいきましょう。