２０２３年１２月６日（水）、山口大学国際総合科学部の学生によるＰＢＬイベント「U. Be ambitious」第１弾が山口県立宇部商業高等学校のご協力のもと、１年生４クラスの各教室で開催されました。

ＰＢＬ（プロジェクト型課題解決学習）とは、単なる知識を身に付ける受動的な学習とは異なり、自ら課題を発見し解決するスキルを能動的に学習する教育法で、この度、山口大学４年生の学生で構成される「ＵＢＥ ＰＢＬグループ」が「高卒就職者の早期離職率が高い」ことに着目し、当高校で実施したアンケートから、高校生の意識として、「就職を始め、今後の自身の将来を『自分ごと』として考えている学生が少ない」という課題を導き出しました。

この度のイベント第１弾では、まず、大学生が自らの進路選択、就職活動の体験等を交えながら、就職に対する不安な点、働くことに関する基礎知識について高校生に講演を行い、意見交換を行いました。

続いてアメリカ大リーグ大谷翔平選手で話題となった「マンダラチャート」を活用して高校生の「理想の将来像」を具体化する時間を設けました。大学生と高校生で一緒に将来について考える、大学生ならではの視点で企画された「対話型イベント」として、貴重で大変ユニークな時間となりました。

今回のイベントを通して、高校生の皆さんが自身の将来を「自分ごと」として考え始め、「働くことの楽しさ」や「働くことの意義」に気づくことにより、本イベントがＳＤＧｓ8 番目のゴール「働きがいも経済成長も」、11 番目のゴール「住み続けられるまちづくりを」に貢献し、「ＳＤＧｓ未来都市」である宇部市が目指す「ＳＤＧｓ人財の育成」につながることを期待しています。

ＰＢＬイベント第２弾は、１２月１１日(月)に開催予定です。次回は、企業と高校生による「対話型イベント」です。今から楽しみです。