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2023.10.23
JICA青年研修事業(インドネシア)環境管理コース 開講式!
10月16日(月)、宇部市文化会館において、インドネシアから環境保全に従事する若手行政官やNGO職員12名を受け入れ、環境保全分野の人財育成を目的とした「JICA青年研修事業」の開講式が、JICA中国をはじめ関係者出席のもと開催されました。
この研修は、ばいじん公害に「産・官・学・民」の四者が相互信頼のもと、一体となって取り組んだ「宇部方式」が国際的にも高く評価され、宇部市が 1997 年に国連環境計画(UNEP)から「グローバル 500 賞」を受賞したことを契機に、宇部環境国際協力協会(宇部 IECA)と宇部市が連携して、地球環境保全のための国際協力を継続して進めているもので、これまでに60か国、810名の研修生を受け入れています。
これから10月27日までの期間、研修生の皆さんは、民間企業、各種団体、行政機関等の協力のもと、日本の環境分野の基礎的な技術や制度に関する知識だけでなく、その発展した歴史、経験や文化、社会的な背景など、様々な角度からアプローチし、自国インドネシアの課題解決へ向けて研修を受けられます。
この開講式において皆さんは、自己紹介のなかで、普段の仕事のことや、この研修でのご自身の目的・目標などを語られ、和やかな雰囲気のなかにもこの研修に対する熱意が感じられました。
インドネシアは今、経済発展に伴う人口増加等により、廃水問題、水不足、ごみ処理、エネルギー問題、交通渋滞、騒音など、様々な都市環境問題に直面しています。
SDGs17番目のゴールは「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」ことです。
宇部市はこれからもSDGs達成に向けて、この「宇部方式」を世界に向けて発信していきます。